衛生管理者・人事の立場から


昨年ですが、中小企業のための両立支援の進め方についてのシンポジウムを行いました。

その様子が「これからの治療と就業生活の両立支援を考える研究会報告書」に掲載されています。

内容を少しご紹介します。

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少子高齢化という背景もあり、一億総活躍社会ともいわれています。

そんな中、安心して健康的に働き続けるための両立支援の在り方はさらに重要度を高めていると思います。

例えば、長く製造現場で勤めているベテランの方が50歳を迎えるときにがんを発病し、両立支援を適用して就業配慮を受けたとします。

この時、「負担が少ないように軽易な作業に変更しよう」という流れは少なくありません。

しかし、ライン作業で軽易な作業というと、事務などで伝票処理をするような作業です。

どうでしょうか。

一見すると配慮して簡易的な作業につけることになるのですが、

現場一筋でやってきた方にとって、はじめての慣れない仕事や、不慣れなPCと格闘しなければならず、能力を発揮できないし、面白くない。

これは大変なストレスです。

同じように、会社では賃上げを行う、休日日数を増やす、管理監督者との関係の改善施策を中心に取り組まれることが多いですが、もともと不満であった問題が解決しても「よし、給料が上がったから明日から頑張って仕事しよう」という意識の高まりにはつながりません。

むしろ仕事に対する達成感や仕事をしている本人が承認されているかどうかが重要です。

仕事の満足度や仕事に対してのアプローチが積極的になっていきます。

そして、楽しく満足のいく仕事をするために、自らの健康を自分で守っていきます。

これがワークエンゲージメントの考え方です。

肥満はよくありません。

ダイエットしてください。

と会社が命じることはできません。

自ら動いてもらう、その動機を面白い仕事から得てもらえればWin-WInのよい循環がうまれるのではないでしょうか。

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これが我々集う会の考え方です。

そのために何をすればよいのか。

集う会では交流会や各種イベントなどを通して語り合い、

問題解決を目指した取り組みを行っています。

ご相談などは、随時お受けしております。

お問い合わせよりお気軽にお知らせください。

みんなで労働衛生について考えていきましょう!


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